画像多数で2回に分けます( 'ω' )و まずは前半編です
一週間続く上野恩賜公園の陶器市に行ってきました
曇天のなか、たくさんの方がいらしてました。
このイベントの主催は佐賀県にある全国大陶器市振興組合です。
家庭用食器から人間国宝作家作品まで
http://dai-toukiichi.com/
として、全国で開催されているようなのですが
今回の上野恩賜公園イベントは「佐賀の物産とチャリティー全国大陶器市」と銘打っての開催です。
10月3日(水)〜9日(火)まで 9時から19時
上野恩賜公園 大噴水前広場特設会場にて開催
https://www.uenopark.info/2018/toukiichi-2018/
スターバックスとパークサイドカフェに挟まれた会場です。
その前に-日本における陶器の歴史
日本に窯で陶器を焼く技術が伝わったのは古墳時代の5世紀ごろといわれています。
それまでの土器は野焼きといって地面に浅い穴を掘って木材と土器を入れたき火のようにして焼いていました。
実は「窯」の技術は中国で3500年前頃に発明された画期的な技術です。
野焼きとは比べ物にならない高温で焼けますから凄いのです。
鎌倉時代には壷や鉢など日用品が焼かれるようになるまで、陶器は大変な貴重品でした。なにせ死者の副葬品としてつかわれるほどでしたから。16世紀に釉薬がかかった陶器が焼かれるようになります。江戸時代後期になるとと渋の庶民も釉薬のかかった陶器を使えるようになります。
中世(平安末期~安土桃山時代)から約900年以上の歴史がある「日本六古窯」と呼ばれるところ、信楽(しがらき)、備前(びぜん)、丹波(たんば)、越前(えちぜん)、瀬戸(せと)、常滑(とこなめ)の6つを含めて
主なやきものの産地は概ね30か所ほどありますが、ここに地方独自の窯元をカウントすると膨大な数になります。
最近では100円均一で大抵の陶磁器は手に入ってしまいますが、そのせいなのかどうなのか、ここ近年東京都心において街には必ず一軒あった陶器屋さんがなくなってしまってなにかと不便なんです。
あらためて陶磁器を買おうとするとデパートかショッピングモールに行かなければならなくなりました。
今回は小鉢を求めて陶器市へ向かいます
上野恩賜公園(通称上野公園)へ行きましょう
JRの公園口改札
JRの公園口から信号を渡り
東京文化会館を通り過ぎ、派出所を横に見て
これから開催されるルーベンス展の看板がある国立西洋美術館
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
ルーベンス展―バロックの誕生
会期:2018年10月16日(火)~2019年1月20日(日)
http://www.t-bunka.jp/index.html
東京文化会館のカフェヒビキのテラス席と国立西洋美術館に挟まれた道を通って大噴水前広場にある会場に向かいます見えてきました広場にある会場です
この画像左奥の向こうには巨大なかわいい猛獣パンダがおわしますw
上野動物園 正式名称=東京都恩賜上野動物園
今日の広場にはあまり鳩がいないのでびっくり
ちなみに会場より奥にある噴水(この画像のさらに奥に見える建物は国立博物館)は、正式名称「竹の台噴水」。かつてはこの特設会場の部分まである巨大噴水でした。2012年5月に改装が終了し今の姿になったそうです。
上野恩賜公園は他にも見所満載のお散歩コースなのですが、今日は陶器市に直進です。
陶器を買うぞーー⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾
では向かって右端からどどっと見ていきましょう
主催は佐賀県にある全国大陶器市振興組合です。
「楽市楽座」風の昔の市をイメージした会場になっています。広場にテントが並び陶磁器だけでなく、木器、ガラス、唐木家具、箸、漆器、金物、九州の食品のお店なども並んでいます。
余程に高価なものでない限り手に取ってみる事ができます。また、お店の人と気軽に会話できるところも魅力でしょう。お店ごとにレジが設置されているし、カード払いもできます。お買い物はとてもしやすく、運営が目指す「お客様に喜んでいただける陶器市」そのものです。各産地のやきものが一同に並ぶので知らなかった産地の陶磁器を見る事ができます。
窯元の方々に失礼ですが波佐見焼とか始めて知りました。
波佐見焼は長崎県で生産される磁器です
格安ラーメンどんぶり。値段画像から切れてますが800円だったかな
とはいっても素人目には何が難ありなのかさっぱりわかりません。
漆器もありました。
手書きの食器って真近に見るのはそうそう無いですよ。左奥の貝型の食器なんて料理屋さんでしか見た事無い
香炉とかあったり
蕎麦チョコ 。九州の陶器が多かったです。
子ども向けの食器。柄がかわいい。
ここだけではなく他3軒くらいで箸置きがどーーんとセール
安いと思います。正規店で買ったとしたらこの値段はないでしょう
思いっきりまとめ買いなさっている方がいらっしゃったり、
ガッシャーンとやらかしちゃう方がいらっしゃったり、
楽しい解説をしてくださるご店主がいらっしゃったりと、
確かに「楽市楽座」ですね
運営の想定する顧客の中心は40~60代の女性だそうですが、外国人観光客が多いのは上野という場所柄ですかね。
若い女性もたくさんいらっしゃいました。その女性の荷物持ちなのか若い男性も。
楽しそうに陶磁器を選ぶ外国人観光客がいるかたわら、大声で会話して通路を塞ぐ外国人観光客ズが陶器の棚に群がるカオスな場面もありました。割れそうで怖いーー(><)
日本の窯元らしいです
上の店舗とは別のお店です。夏にいいなぁ、この色。
渋いですね。
窯元の釉薬やその土地の土によって、景色も質感も千差万別です。
永い歴史の中でたくさんの人の手を伝って造り続けられてきた陶磁器はとても美しいです。
後半は、これ面白いやこれ凄いと思ったもの&猫ちゃん食器を撮影してきましたので、それをアップします。ちゃんと撮影時にはお店の方にお声掛けさせていただいております。間違えて撮影禁止の処にカメラ向けそうになりましたが、気が付いたので大丈夫でした。
その撮影禁止だったのは人間国宝の方がお造りになった作品でした。
他店舗で人間国宝の方の作品でも撮影OKの処もありましたから、まず確認ですね。
上野公園に来たら必ず入るパークサイドカフェ。おすすめです。
https://www.facebook.com/psc.ueno/
食べログとかガンガンデータのってますよ