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季節のこと

東京で季節を見る-重陽

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本日は9月9日、旧暦では9月9日は重陽の節句です。旧暦9月9日は今年は新暦では10月17日ですが、今では新暦で行われる事が多い行事です。
飛鳥時代から明治5年にグレゴリオ暦(新暦)に切り替えられるまで、日本で使われていた太陰太陽暦を旧暦と読んで区別しています。

重陽(ちょうよう)は、五節句の一つで、9月9日を差します。中国でおめでたい9が重なることから重陽と呼ばれるそうです。日本に伝えられた頃は宴会をするのではなく、季節の節目として神々に祈る日だったそうです。旧暦の頃には菊が咲くことから菊の節句とも呼ばれています。
重陽の日、邪気を払うといわれる菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして祝ったりと宴を催しました。

3月3日の雛の節句や5月5日の端午の節句とは違い、今はというとあまり重陽の節句を行う事はなくなったようです。
でもこの季節になると和菓子屋さんで菊を模したお菓子が売り出されますから、都内の和菓子屋さんをのぞいてみてはいかがでしょう。

東京の重陽-ご案内

日本橋室町にある福徳神社(芽吹稲荷)では9月6日から重陽の故事に因んだ御守り「茱萸嚢(しゅゆのう)」を授与していただけます。初穂料は500円ですが数に限りがあるそうなのでお早めに。
「茱萸嚢」は中国の故事にちなんだもので邪気を祓うものとされています。
茱萸は「ぐみ」とも読みますので茱萸嚢は「ぐみぶくろ」ともよばれます。
福徳神社さんの「茱萸嚢」は赤い巾着を模しているかわいい御守りです。
余談ですがこのお社には宝くじを当てたい方が参拝なさるそうです。
ビルの谷間というのでしょうか周囲をビルに囲まれたお社です。コレド室町にも近くウィンドウショッピングだけでも楽しい街です。

東京都杉並区に鎮座する大宮八幡宮さんでは重陽の節句『菊被綿(きくきせわた)』が行われます。
桜で有名な善福寺川緑地につながる善福寺川の近くで木立に囲まれた美しいお宮です。重陽の節句『菊被綿』は2018年の今年は9月9日〜17日に行われます。
サイトには今上天皇陛下の御即位十年を奉祝して再現されたと書かれています。平安の世さながらに菊被綿をかぶせられた雅な菊が展示されます。
菊被綿には、黄色の菊にはおしべとめしべの部分である真ん中が白い紅い綿、白菊には中心が紅い黄色の綿、紅菊には中心が黄色の白い綿を被せるという決まりがあるそうです。大宮八幡宮さんにお出かけの際はその美しい菊をご覧になってみてください。
http://www.ohmiya-hachimangu.or.jp/
また大宮八幡宮では旧暦8月15日の十五夜に会わせて「十五夜の神遊び」が斎行されます。夜の東京も素敵ですよ。

11月になりますが、日比谷公園で「東京都観光菊花大会」という菊の展示会が毎年行われます。大正4年から開催される日本屈指の大会です。会場は都立日比谷公園内草地広場、遊具等がおいてある広場です。

道を挟んで皇居、ビル群、ザ・ペニンシュラ東京と都心のまさしくど真ん中で、力作ぞろいの菊をご覧になってみませんか。近くには2018年3月23日に新規リニューアルした日比谷シャンテがあります。余談ですが、ここに入っている鉱石屋さん「鉱石装店 ドナモ」をおススメしたいです。珍しい鉱石が陳列されています。
話戻って、「東京都観光菊花大会」では珍しい盆栽の様に仕立てた菊も見ることができます。苗の販売もしています。そして無料です。

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